2009/07/15
Ornette Coleman : Broken Shadows (1971-1972年)[CD]
オススメ度
★★☆☆☆
所感
フリー・ジャズの開祖と呼ばれるオーネット・コールマン(アルトサックス)の未発表音源集。#1~#5はアルバム「サイエンス・フィクション」(1971年9月録音)の未発表音源で、#6~8は1972年9月のセッションからの美発表音源。1982年に発売されたLPをCD化したもの。オーネット・コールマンの名は聞いたことがあるなーってくらいで楽曲はこれまでしらなかった。その宣伝文句たるや「ハーモロディックという音楽的手法を取り入れ」だのなんだのと大仰で、聞く前からいささか及び腰でしたが、まぁ普通に聴ける変態系です。1曲にドラムが2人とか、ふつーに変態!素敵。1970年代の当時を考慮すると衝撃的な曲たちだったかもしれないが、今聞くとこういうのもあるよねーと、ある程度ききやすさも考慮されたちょいトンがったジャズってかんじです。まぁきくひとの音楽嗜好や経験にもよりますが。
はてさてジム・ホールは#7.Good Girl Bluesと#8.Is It Foreverの2曲のみに参加。しかも狙ったようにアルバムでこの2曲だけなぜか男性ボーカルもの。ギターは#7ではバッキングのみ、#8もほぼバッキングです。てことで残念ながら星2つ!毎度ですがアルバム全体のレベルは高くよいかと思いますがジムおじさん目当てならってことでの評価です。マニアアイテム度90%の1枚です。#7ははやめのテンポで軽快なランニングベースが印象的なナンバー。ギターがちょっとブルースロック的な演奏をしており、この時期のジムにしては珍しいスタイルかと思う。#8はバラード。イントロの数秒だけジムのギターによるイントロがきけてそれだけでもう満足・・・!するしかないです。ジム・ホールのギターの音色が1975年の代表作「アランフェス協奏曲」時のの音に近づいており、1970年代には、彼独特のギターの音作りは完成の域に達していたことが伺える。あと、24bitマスタリングてことで、CDの音はよい。
詳細
- メディア
- CD
- アルバムタイトル(原題)
- Broken Shadows
- アルバム名義
- Ornette Coleman
- アルバムタイトル(邦題)
- ブロークン・シャドウズ
- アーティスト表記(日本語表記)
- オーネット・コールマン
- 収録年
- 1972/9(#1-5),1972/9(#6-9)
- 発売元,レーベル
- Original LP:Columbia FC 38029
- 所有盤
- 国内CD
- CD販売元
- 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Japan International Inc.)
- CD発売日
- 2006/3/1
- 規格品番
- SICP1041
- JAN
- 4547366024265
- 定価
- 1,890円
曲目
- Happy House
- 作曲
- Ornette Coleman
- Elizabeth
- 作曲
- Ornette Coleman
- School Work
- 作曲
- Ornette Coleman
- Country Town Blues
- 作曲
- Ornette Coleman
- Broken Shadows
- 作曲
- Ornette Coleman
- Rubber Gloves
- 作曲
- Ornette Coleman
- Good Girl Blues
- 作曲
- Ornette Coleman
- Is It Forever
- 作曲
- Ornette Coleman
演奏者
- Ornette Coleman
- alto sax
- Dewey Redman
- tenor sax
- Don Cherry
- pocket trumpet
- Bobby Bradford
- trumpet
- Charlie Haden
- bass
- Ed Blackwell
- drums
- Billy Higgins
- drums
- Cedar Walton
- piano
- Jim Hall
- guitar (on tracks 7,8)
- Webster Armstrong
- vocal (on tracks 7,8)
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