2010/11/03
Ella In Hollywood (1961年)[CD]{ライブ録音}※Jim Hallではない疑いあり

オススメ度
(ジム・ホール度測定不能)
所感
女性ジャズシンガー、エラ・フィッツジェラルドの歌モノのアルバムで、ロサンジェルスのナイトクラブ「ザ・クレッセンド」でのライブ録音。
エラとジム・ホールの共演音源ってMack The Knife - Ella In Berlinだけじゃなかったのかーっと垂涎入手したのだがこれがまたライナーノーツを見ると驚愕の記述があり愕然。
ジャケットにはギターがジム・ホールと記述しているが、実はハーブ・エリスの疑いがあることが判明。
(CDのライナーノーツ引用)
オリジナル・アルバムのライナー・ノーツでは、ギターは、ジム・ホールになっているが他のディスコグラフィーでは、ハーブ・エリスになっている。多分、ハーブ・エリスが正解だろう(監修者註:ミッシェル・ルプリのTHE CLEF / VERVE LABELS A Discography VOL.1ではジム・ホールとしている)
てことで疑惑の1枚。 要するにライナーノーツの筆者・解説者である高田敬三氏はハーブ・エリスだろうと推測しているのだが、CDの販売元は別の論拠を持ち出して「ジム・ホールと記述があるのだからジャケットにはジム・ホールと書いてるんだからねッ」と二分した意見が掲載されているのだ。まったく困ったアルバムじゃよとほーっ。
追記(2010/11/8)
Wikipedia(ENG)ではやっぱギターはハーブ・エリスになっている。
わたくしとしては、このライナーノーツを読む前に曲を聴きだしたのだが、ジム・ホールにしてはギターの音色が明るすぎるなと感じていた。しかし1961年ごろはまだジム独特の音が確立してなかったし・・・と感想を抱いていた。このライナーノーツを読んだあとに聴き返すと、当時のジムにしてはギターの音が太いなとか、グリッサンド(スライド)時のアクセントがジムにしてはアクが強いな、などと感じて疑念を強めてしまった。 まったくもって困ったことですよー くっそー ジャケットにちゃんと「【お断り】 これはハーブ・エリスおじちゃんかもしれません ごめんねお兄ちゃん てへッ」と書いとけ うがーッ
・・・せっかくなのでアルバム感想。内容としてはエラ好きなら満足ってとこでしょうか。エラ・イン・ベイルリンはハイテンションな曲が多くパワーで押し切っているのですが、エラ・イン・ハリウッドはミドルテンポの曲も少し増えて緩急抑揚のバランスがよいかんじです。あと、スキャットが多め。ドゥビドュバーッっと明るく陽気にドライブしたいときのBGMなんぞにいかがでしょうか。
詳細
- メディア
- CD
- アルバムタイトル(原題)
- Ella In Hollywood
- アルバム名義
- Ella Fitzgerald
- アルバムタイトル(邦題)
- エラ・イン・ハリウッド
- アーティスト表記(日本語表記)
- エラ・フィッツジェラルド
- 収録年
- 1961/5/11.1961/5/21
- 発売元,レーベル
- Original LP:Verve Recoeds
- 所有盤
- 国内CD
- CD販売元
- ユニバーサルミュージック株式会社
- CD発売日
- 2004/12/1
- 規格品番
- UCCV-9202
- JAN
- 4988005371454
- 定価
- 2,345円(税込)
曲目
- This Could Be The Start Of Something Big
- 作曲
- music:Steve Allen
- I've Got The World On A String
- 作曲
- music:Harold Arlen,lyrics:Ted Koehler
- You're Driving Me Crazy
- 作曲
- music:Walter Donaldson
- Just In Time
- 作曲
- music:Jule Styne,lyrics:Betty Comden,Adolph Green
- It Might As Well Be Spring
- 作曲
- music:Richard Rodgers, lyrics:Oscar Hammerstein II
- Take The "A" Train
- 作曲
- music:Billy Strayhorn
- Stairway To The Stars
- 作曲
- music:Matty Malneck,Frank Signorelli, lyrics:Mitchell Parish
- Mr. Paganini
- 作曲
- music & lyrics:Sam Coslow
- Satin Doll
- 作曲
- music:Duke Ellington,Billy Strayhorn, lyrics:Johnny Mercer
- Blue Moon
- 作曲
- music:Richard Rodgers, lyrics:Lorenz Hart
- Baby Won't You Please Come Home
- 作曲
- music & lyrics:Charles Warfield,Clarence Williams
- Air Mail Special
- 作曲
- music:Charles B. Christian,Jim Mundy,Benny Goodman
演奏者
- Ella Fitzgerald
- vocal
- Lou Levy
- piano
- Jim Hall (Notice :Maybe, Guitarist is "Herb Ellis" )
- guitar
- Wilfred Middlebrooks
- bass
- Gus Johnson
- drums