2017/04/07
The Wonderful World Of Jazz : John Lewis (1961年)[CD]

オススメ度
★★★★☆
所感
アダルトムーディーオサレジャズ。夜のしじまに酒を飲んだくれて忘我したいときに最適な一枚。全体的にはゆったりめのテンポの曲が多く、ホテルの高層階のラウンジでアイラモルトを傾けながら、眼下の夜景を見やるなどという、とれんでぃーどらまでしかみたことがなうような場面がきっとお似合いな一枚です!バブルてなに。泥臭くヤニにまみれた裏道酒場汗だくジャズとは正反対の、ちょいとオサレなゆったり大人ジャズの模範みたいな一枚です。
さて意外とジム・ホールが多く弾いており、かなり満足。1曲目のBody And Soulが15分30秒という長い演奏時間であり、その中でジム御大様のギターソロが4分14秒もある。大変すばらしく何回でも聴き返してしまうソロ。音源も良い。6と7曲目はLP未収録のボーナストラックですが、7曲目If You Could See Me Nowでもわりとギターが多いのでさらに満足。
この時期のジョン・ルイスは分けが分からない系があったりして、よく参加していたジムはあまり目立たなかったりしますが、本作品は分かりやすい曲ばかりで、ジム・ホールのファンのみらならず、どなたでも安心して聴ける内容です。
ジョン・ルイスはばりばりと前に出てくるピアノではなくて、あくまで全体の雰囲気を調整する演奏に徹しているのかな、、という印象。逆に一番目立っているのはエリック・ドルフィーのアルトサックス。音数が多く、ゆったりした曲でも激しいソロ。それでいながら滑らかな音で気持ちよい。
ジム度は星3つかなー、でも内容がよく大甘の星4つ。
詳細
- アルバムタイトル(英題)
- The Wonderful World Of Jazz
- アルバム名義
- John Lewis
- 収録年
- #2,3,5. 1960/7/29 #1.1960/9/8, #4,6,7.1960/9/9
- オリジナルレコード レーベル
- Atlantic Recording Corp.:Atlantic SD 1375
- 所有盤
- 国内CD
- CD発売元
- ワーナーミュージック・ジャパン
- CD発売日
- 2012/4/25
- 規格品番
- WPCR 273036
- UPC
- 494367416157
- 定価
- 952円+税
曲目
- Body And Soul
- 作曲
- Edward Heyman, Frank Eyton, Johnny Green, Robert Sour
- I Should Care
- 作曲
- Axel Stordahl, Paul Weston , Sammy Cahn
- Two Degrees East, Three Degrees West
- 作曲
- John Lewis
- Afternoon In Paris
- 作曲
- John Lewis
- I Remember Clifford
- 作曲
- Benny Golson
- The Stranger [bonus track]
- 作曲
- Arif Mardin
- If You Could See Me Now [bonus track]
- 作曲
- Tadd Dameron
演奏者
- John Lewis
- piano
- Jim Hall
- guitar
- Eric Dolphy
- alto sax
- Paul Gonsalves
- tennor sax
- Benny Golson
- tennor sax
- James Rivers
- baritone sax
- Herb Pomeroy
- trumpet
- Gunther Schuller
- trumpet
- George Duvivier
- bass
- Connie Kay
- drums